私も昨日、耐震工事の講習会に参加してきました。
会場に入るなり、阪神淡路大震災発生時のビデオが流れていました。
当時私は大阪で学生生活を送っており、じかに体験したので、その記憶がよみがえってきました。真っ暗な冬の朝方のあの激しい揺れは、一生忘れることはないと思います。
福岡でも3年前に西方沖地震を体験し、人生で2度の大地震を経験してしまいました。
そして先日、宮城でも大地震が起こり、多くの被害がでていますね。被災者の方々の苦労は並々ならぬものだと思います。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
昨日の講習会で講師の方が「地震は人を殺さない」という事を言われていました。
地震で亡くなる方の90%が圧死もしくは窒息死なんだそうです。要するに、崩れた建物の下敷きになって亡くなられる方がほとんどだという事です。
なかには、土砂崩れに巻き込まれたりする方もいるんでしょうが、極少数なんでそうです。
ということは、倒壊しない建物を建てればいいんでしょうが、現実問題「絶対に倒壊しない建物」というものは不可能です。ただ、「倒壊しにくい建物」言い換えれば「避難する時間を稼げる建物」を作るのは可能です。
そういった観点から、耐震補強の工法が考え出されているというのを聞き、改めて考えさせられました。
せっかくの夢のマイホームが、命を奪う凶器になるなんて、考えたくないものです。