今回は建物ではなく人物をご紹介いたします。
建築が好きな方なら誰もが一度は通る人物・・・。
建築の詩人「カルロ・スカルパ」です。
スカルパはイタリアのヴェネチアに産まれ幼い時からイタリアの歴史的美しい街並みの中で育ちました。
彼の建築の特徴は細部に亘る意匠技術の集合体が建物へと昇華していくような・・・そんなイメージです。
現代建築の特徴である還元主義を嫌い、独自の発想で様々な素材(鉄や木、特にガラスが美しい)を創造し、作り上げていくイメージが「建築の詩人」と呼ばれる由縁ではないでしょうか。
そもそも、住宅とはスカルパの様な発想で作り上げていく事こそが理想的だと思いますが、これは大変難しく、容易なことではありません。
ただ、私が目指す家作りはお施主様が引っ越した初日から今まで住みなれた家の様な空間を作り上げ、尚且つより住みやすい家を作ることだと考えています。
そのためにはお客様の生活の背景や趣味など沢山のお話を聞かせて頂く必要があります。
ただ、なかなか腹を割って話をするのは大変ですよね・・・。
まずは「こんにちは」から始めましょう(笑)
そこから楽しいお家の話が出来れば、きっと良い家が出来上がると思います。
設計:井手 勇介
0 件のコメント:
コメントを投稿