第3回 世界の名現代建築シリーズ
作品名 カステル・ベランジェ
設 計:エクトール・ギマール
場所:フランス パリ16区
建 設:1898年
用 途:集合住宅
個人的感想など:
今回ご紹介する名建築は芸術の都パリに相応しい建築家エクトール・ギマールの集合住宅です。
この建物はパリで初めてのアール・ヌーヴォー建築で、出来た当初は相当非難を浴びたそうです。
(統一感はあまりないし、門や手摺のデザインは生き物の様で少し気味が悪い・・・。)
しかし、この建築が素晴らしいと思えたのは現在住んでいらっしゃる老夫婦に中を案内していただいたのが始まりでした。
本当に隅から隅まで事細かに説明してくれた老夫婦に、私がなぜこのようなアパートに住んでいるのかと尋ねると、その老夫婦は
「・・・この建物が好きだからだよ。ずっとこのアパートに住むことが私達の幸せなんだ。」と言って笑っていました。
私も現在住宅の設計をしています。
お客さまにとって何が良い住まいで何を住まいに求めているのか、日々試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います。
いつかは同じ言葉をお客様に言ってもらえるように・・・。
家づくりプランナー:井手 勇介
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