作品名:アラブ世界研究所
設 計:ジャン・ヌーベル&Architecture-studio
場 所:フランス パリ5区
建 設:1987年
用 途:研究施設
個人的感想など:
この建築は、フランスと18ヵ国のアラブ諸国が協力し
アラブの文化、精神を世界に発信するための研究施設です。
ただ、この作品もそうですが、ジャン・ヌーベルと言う人の作品はどれも誰にも文句を言わせない感がプンプンしますね(笑)
周辺はこんなですし・・・。
しかしそれに負けないだけのコンセプトとデザインされた外観が素晴らしく、この建物も当然素晴らしい建築となっていました。
ちなみに上のシルバーの正方形の丸い部分はカメラの絞りと同じような開き方をするんですよ。
内部の明るさを感知し自動で光の調節を行う仕組みになっています。
これはアラブの建築によく見られるマシュラビーヤと言う窓枠からヒントを得て、アラブの伝統と最先端の技術力を融合したデザインとなっています。
建築全体的には石積みで作られたパリのイメージとは合ってないけれど、ルーブル美術館も、オルセー美術館なども、出来た当初は同じような最先端な建築だったんだと思います。
パリと言う街は常に進化し続けるんだなと思わされた素晴らしい建築でした。
皆さんも是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
設計
井手 勇介
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